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あの日、助けてくれた人達①

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あの日、助けてくれた人達①

2019年10月12日

エッグは

今年で18年目

 

 

思い起こせばいろんなことがあった。

 

 

 

振り返るにはまだ早いが、

あのときの恩は忘れていない。

 

 

 

 

塾を開校することは困難の連続だった。

 

 

ここには書けないが本当にいろんな苦しみを味わった。

 

 

自分のことじゃないことで

あんなに泣いたのも初めてだったし、

 

 

法律事務所からの帰り道、

お金もなくて店に入ることもできず

岡公園で飲んだ缶コーヒー越しの寂しい景色は

いまも忘れることはできない。

 

 

 

 

本当に大変だった。

 

 

 

 

そんな辛く苦しい日が何日も続いたある日

高校生になった教え子から連絡があった。

 

「わたし、先生の塾に行く!」

 

 

家から距離がある。

 

しかもまだどうなるかわからないような塾である。

 

だけど「行きたい!」と言ってくれた。

 

 

 

それは本当に僕の背中を押してくれる真心だった。

 

 

 

 

お父さんは高校の先生だった。

 

僕に会いたいということで

3者で懇談をすることになった。

とにかく緊張したのを覚えている。

 

 

 

 

得体の知れない塾であるにもかかわらず

 

本当に気さくにいろんな話をさせてもらったし

聞かせてもらった。

 

 

 

 

そして

「何か困ったことがあったら言いなさい。

僕は若い教育者を応援したい」

 

そう言ってくれた。

 

 

 

 

それからはよく電話をもらい

机やイスをたくさんもらった。

 

応援してもらった。

 

 

本当にうれしかった。

 

 

 

 

20年近くたったいまも

 

その机は大切につかっている。

 

その机は僕の人生の自慢でもあり、まさに誇りだ。

 

 

 

 

先生にとってはささいなことだったのかもしれない。

 

だけどあのときの僕には涙が出るほどうれしかった。

 

 

 

 

「僕は若い教育者を応援したい」

 

 

 

 

 

あの言葉にどれだけ勇気づけられ

どれほど心強かったことか

 

 

 

 

言葉だけじゃなく

そのあとも目をかけてくれた先生。

 

 

 

あの時の恩は生涯

胸を離れることはない。

 

 

 

 

 

 

「先生、僕はちゃんとやれていますか?」

 

 

いつも心のどこかで先生に見られている気がする。

 

 

 

 

先生の期待を裏切らぬよう

 

今日もまた「教育」の道を歩きたいと思う。

 

 

 

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