ペンに想いをのせて
2016年04月19日
いつも考えていることがある。
もっと子どもたちを
喜ばせることはできないだろうか。
もっともっと
勉強の質を上げることはできないだろうか。
もっともっともっと
保護者のみなさんに
塾での様子を伝えることはできないだろうか。
そんなあれこれに想いをめぐらせながら
自分自身ができることで
まだやれていないことはないだろうかと考えた。
そうだ!
僕は結構筆まめだから
その日の様子や
子どもたちができるようになったことを
ハガキに詳しく書いて毎日ポストに投函しよう!
できると思った。
自信があったのだ。
少し前になるが
僕は毎日両親に手紙を書いていた。
歳をとっていく父親・母親
病気ともたくさんつきあっている父親・母親
いつまでも生きていてほしいが
いつか別れのときはくる。
そんなことを考えて
毎日
来る日も来る日も1日1通
手紙を書いては
歩いてポストまで投函に行ったのだ。
それは2年近く続いた。
今度は
塾でがんばっている子どもたちに手紙を書こう。
思い立ったその瞬間
郵便局にいってハガキを大量に買ってきた。
いま僕は
毎日3通
子どもたちへの想いや成長日記を文字に刻み
ポストに投函している。
1日3通書いても40日かかることになる。
大変なことではあるが、
ペンをもってハガキに向かうとき
その生徒のささいなことにまで
目や頭や心がいく。
あらためて大切なこと
大切な時間だなと気づかせてくれる。
住所から名前
もちろんメッセージも
オール手書きの手紙
その汚い文字のなかに
たくさんの想いをこめて
今日もどこかの家のポストに到着している